20%禁パチ我慢

禁パチ我慢度が上がっていますが、俺の個人的な物じゃありません。
記事の内容が20%ぐらいの我慢度の方向けだとか、
そういう意味合いで利用していきます。

だって、
俺の個人的な我慢度ならゼロのままですから。
つまらないもんね。

以前コメントで我慢度上昇で心配してくれた方々、
ありがとうございました!
俺は大丈夫です。
その時もそういう意味合いで使っていました。



さて本題、

禁パチにスリップした経験はほとんどの人が持っていると思う。

俺は以前、
人生初の300日という日数の禁パチを達成してそこからスリップした。

そこで味わった経験は、
今まで幾度と無く味わったスリップの痛みとはちょっと違った。

皆は絶対に経験してはいけない物。

俺が味わった「盛大なスリップ」をここに残そうと思う。




触ったら大怪我するとわかっているチェーンソーに自ら腕を突っ込むような感じ。

・・・

パチンコの椅子に座って、
自分の財布から金を出す。

禁パチ三ヵ月山を越えた人ならば、
たったこれだけの動作にも「躊躇」が大なり小なり生まれるはず。

決して短くない期間を失う事実。
誰にも言えないような罪悪感。

その反面、

久しぶりのパチンコの雰囲気に身を任せてしまいたい懐かしい欲求。
一回ならどうにかなるという願望に近い自己暗示。



スリップした当日の後悔や罪悪感もすごい。
でも、
次の日から始まる辛い日々は今でも思い出す。


当日は、
パチンコという薬物が久しぶりに体の隅々まで浸透して思考停止に近いんだよね。
寝て起きてパチンコを打ちたいと思う自分に恐怖を感じるんだよ。

ちょっと想像してよ。

失った物は目に見えないけど、
「生きる」には十分すぎる理由を思い出させてくれた禁パチ。
それがたった一回の数時間のスリップでゼロになる。



そう、

まず自信が奪われる。

もう何をしても俺は一生パチンコから逃れられないと悟る。

諦めれば、
汚い格好で毎日通う貧乏人生が確定するけど、
「努力」だとか「我慢」だとか「大変な世の中」からは逃げ続けられる。
「明日出る台」だとか「晩飯のメニュー」だけを考えるだけの人生。

一回のスリップで奪われた自信は、
人生を諦めようと思うには十分過ぎる威力がある。



そして、

なんとか踏ん張り、
禁パチ1週間が経過した頃に気付く。

禁パチ1ヶ月道の長さにね。

また登るのか・・・

という、
自分ではどうしようもできない「期間」に絶望する。
スリップする前の日数を再度計算した時にわかる「長さ」に絶望する。

こればっかりは、
どうしようもない。

金をいくら払っても取り返せない。

「時間」だけは誰にでも平等だと知っていたけど、
実感として理解した瞬間。

一回のスリップで与えられた絶望は、
人生を諦めようと思うには十分過ぎる威力がある。



すると、
最後に湧く感情。

「一回のスリップも二回のスリップも大差ないんじゃないか・・・」
という悪魔の囁きが毎日襲う。

この時に、
怖くて怖くて仕方ないんだよ。

「禁パチは来月からにして今月は思い切り打とうか・・・」
「禁パチは来年からにして今年は思い切り打とうか・・・」
と何百回考えたかわからない。

「パチンコと上手に付き合えば何も問題ない!」
という完全な依存症の発想に襲われる。

「月に4、5回ならいいだろ?」
という完全な依存症の発想に襲われる。

萎縮した脳みそが出す答え。

自分の汚くて臭くて腐った脳が嫌で嫌で踏ん張れたけど、
盛大なスリップをした人の「絶望」は「自己嫌悪」では済まない。

一回のスリップで湧き上がる甘えは、
人生を諦めようと思うには十分過ぎる威力がある。


もうね、

たった一回の数時間のパチンコをしてしまった事で、
依存症の頃の思考習慣にが蘇る。



あのさ、

禁パチ期間中に踏ん張る時の気持ちを思い出してほしい。

どうしても勝ちたい!っていうよりも、
爆勝ちなんてしなくていいから打ちたい!だと思う。

ちょっとぐらい負けは承知でも打ちたいという、
正真正銘パチンコ依存症の発想の方が多い気がする。



だからスリップした時の勝ち負けは大きく感情を左右はしない。

勝てば、もう一回!
負ければ、次こそ!

というだけなのかもね。



・・・



やっぱり振り返ると、
ちょっと気分が落ちるなぁ。



もう何十回も言ってると思うけど、
「ちょっとだけなら・・・」
「一回だけなら・・・」
という誘惑が招く結果は「想像を超える」からね。

踏ん張ろう。

「行かない」の「継続」こそ「最強」で「最速」なんだ!



最後に、

俺は皆さんのコメントに返信ができていません。
ごめんなさい。
でも一文字残らず読んでます。

そんな中で例え「スリップ報告」をして去った方がいても返信しないと思います。
決して見放してるわけじゃありません。
本当に伝えたい部分は「記事」で全て書いています。

それに、

「あの人には返事したのに自分には返信がなかった」
という状況を作りたくない。

最初は、
「どんな亀レスになろうとも返事をしよう」
と思っていました。

もしも、
悲痛な叫びをくれた方に返事が出来なかったら・・・

俺にとっては、
「読者さんの中の一人に返事ができなかった」
かもしれません。

でも、

読者さんにとっては、
「私にだけ返事がなかった」
と思わせてしまうかもしれません。

だから、

俺はコメントをしないという基本姿勢をとります。
コメントは気が向いた時だけ出没させて下さい。
全神経を「記事」に向けようと思います。

と言いながら早速出没しても笑わないで下さい。



でも、
不安なんてこれっぽっちもないですね。

俺なんか足元にも及ばないほどの「最強の禁パチ集団」が揃っています。
人の辛さを共有し、
人の喜びを共有できる、
優しさの塊のような方々ばかりです。

何より「禁パチ」に対する「覚悟」は本物の方々です。

このブログで得られる物の大半はコメント欄に潜んでいる事実。
ある人は、ダイヤモンドより硬い意思を教えてくれます。
ある人は、人間として生きる素晴らしさを説いてくれます。
ある人がくると場が和む。
ある人の分析力は感動すら覚えるほどの的確さ。
ある人は身を持って山を越える過程を教えてくれます。
ある人は思いやりが溢れる癒やしをくれます。
ある人は・・・


今日も財布の金は減らない。

俺の禁パチ人生の展望
まずは「借金問題を解決する」こと。
そして「禁パチ中の暇を埋める」こと。
同時に「仕事の悩みを解決する」こと。
そして「将来に向けたお金の計画」を考える。

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