0%禁パチ我慢

もうさ、目先の金を求める虚しさに気付けよ。

財布の中に入っている1万円札。

「パ、パチ、パチンコに行けるっっっ!」
「勝ったら3万、いや、5万も夢じゃない!」

ここまで依存した俺だから言える。

このままじゃ人生終わるよ。




1万円あれば、
パチンコで勝負できると思い込んでいたからね。
3千円でも俺の運ならどうにかなると思っていた時だってあるよ。



一番の地獄の生活をしていた時の俺は・・・



俺はある日パチンコに行こうと決めたんだよ。

まずやるのは、

銀行の残高と手持ちのお金と支払いの勘定。
次の給料日までギリギリいくらまでパチンコできるかを算出するんだよ。

5万ぐらいあった。

ちなみにこの5万の中に多少の雑費も入っているから恐ろしい。
それでどうにでもなると思い込んでいた。

とにかく支払いと最低限の食費を乗り越えられる最低限だけ残して、
5万を握りしめてパチンコ店に向った。



もちろん5万円なんてあっという間になくなった。

1万円が30分で消える遊びだからね。
ちょっと運が悪ければ一瞬。

その辺で普通に生きている人が、
朝ごはん食べてからランチ行く頃には5万円は消えてる。



俺は焦る。



もう一度ATMを確認して、
1万だけ使おうかと考える。

戻すあてはない。
食費を削ればどうにかなると思いながら1万円下ろす。

その1万円でなんとか当たる。

金額にすると2万円ぐらい出る。

1万円返しても1万円しか手元に残らない。

やめられない。

この時はまだ朝には持っていた5万を取り返してさらに勝つつもりでいる。
本気でそう思っている。

こうなると1万円札はもはや紙切れ。
パチンコを打てるチケット感覚。


3千円だけ打つが当たらない。

もう3千円打つがやっぱり当たらない。

残りは4千円しかない。

いや、

戻さなければいけない1万円はある。



そう、

一度手元に握ったお金は、
もうパチンコに使えるお金だと思い込んでいる撹乱状態。

さっきの当たりがなかったと思えば、
当然消えていたお金だから大丈夫だとさえ思っている。



次に意識しだすのは時間だ。

時計を見て何時間あれば5万を取り戻せるかを考える。
まだ余裕がある。

他の店に行って流れを変えようかと思い立つ。



外に出る。

すると一瞬だけど我に返るんだよ。

普通の日常を生きている人の顔を見て、
「あぁ、俺何してんだろう・・・」

「くそ、4千円持っていても、ゼロでも大差はない。潔く散ろう。そして家族に正直に話してお金を借りよう。そしてパチンコはやめよう」

なんて思いながら車を飛ばす。



次の店に入った。

財布には使えない1万と残りの軍資金4千円しかない。

でもそれを他の客にバレないように、
「さぁーて、どの台を打ってやろうかな?」
という立ち振舞をして余裕があるように心境を隠す。

打ち出す。

でも4千円は本当に一瞬で消える。

最後の砦の1万円がある。

まるで自分の中に宿る神に土下座をするように、
祈る。祈る。祈る。祈る。

当たらない。

残りは5千円。

もう普通の台じゃダメだ。
爆裂する機種にしようと思い、
最後の5千円を突っ込む。

激アツを外して動悸が止まらない。

あと少しお金があれば、
この台を当てられれば、
取り戻せる・・・



俺はATMに走った。



どうせ正直に告白して金を借りる事は決まっている。
だったら、あと少しだけ使える・・・!

2万下ろした。

自分の口座に戻さないといけないのは合計3万。

もしも全部負けても3万ちょっと借りればどうにかなる・・・!



もう誰にも止められない。
もちろん自分にも止められない。

パチンコを楽しむなんていう状況ですらない。
お金を返してくれという叫び。

それを台にぶつけた。



1万使い切るぐらいで、

当たる。

ここで頭の中で計算する。
手持ちの5万、口座の3万。
つまり財布には8万なければいけない。

今の財布の中身は1万しかない。
7万円出すしかない・・・!



連チャンして、
金額にすると5万円になった。

もう即座にやめた。

ATMに走って3万円を戻す。
もう口座の金は触ってはダメだと思いながら。



手元には3万ある。

首の皮一枚繋がった。



こういう事を3年ほど前には毎日、毎週、毎月のようにやっていました。

ここには書けないような発想や行動だってまだまだあります。
精神、肉体はズタボロでした。
貯金もなく毎日が小銭との戦い。

思い出したくもありません。

でも、

大掃除をしたら俺の宝箱の中から出てきたんだよ。

当時のATMのレシートが。

だからまたこうして振り返ったんだ。



さて、


最後は「パチンコで出た」という記憶が残った俺が、
明日以降どうなったかはもう言わなくてもわかるよね。

書いていると、
昨日の事のように思い出す。

店の雰囲気、臭い、騒音、客層、冷や汗、不安、プレッシャー、自己嫌悪。



あぁ、

本当にありがとう。
本気で禁パチを覚悟してくれた日の俺。
俺は変われつつあるよ。
当時の自分からは想像もつかないほどに。
貯金もできる。
好きな物が好きな時に買える。
すごく普通の事をできるようになったよ。

ありがとう俺。



最後に言いたい。

皆さん、

当時の俺は5万円を握りしめてパチンコに向かいました。
この一回の決断で失った物はなんでしょう。

お金 = 2万円失ったよ
時間 = 一日消えちゃった
健康 = 飲まず食わずでフラフラしてた
精神 = 動悸・不安・自己嫌悪で変な汗出たよ
機会 = その日できた事はプライスレスだよね

もしも、

「5万円か!ちょっと貯金して残りでゆっくり過ごそう!」
と思っていればどれだけ人生が変わったでしょう。

天国と地獄。

これは、

たった一回のパチンコが招く、
たった一日の出来事。


恐ろしい。


今日も財布の金は減らない。

俺の禁パチ人生の展望
まずは「借金問題を解決する」こと。
そして「禁パチ中の暇を埋める」こと。
同時に「仕事の悩みを解決する」こと。
そして「将来に向けたお金の計画」を考える。

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