0%禁パチ我慢

実は俺はパチンコ店の経営者だったんです。

お客様は神様です。

出玉も演出しますよ。

当たり前です。

でも、

必ず店の利益は出しています。




正直申しまして、

パチンコ中毒者の方が店にとっても本当に神様かと言うと、
そうでもありません。

だって、

すでに貧乏なんですよ。
落としてくれる金額にも限界があります。

そして、

マナーもないし、
他のお客様が減るような言動や行動をされると困ります。

店の印象が第一ですから、
来ないでもらっても構いません。


一番の神様は、

ジッと黙ってひたすらにお金を運んでくれる方です。

そういう人には、

たまには出してあげたいと思います。

でもね、

運がないんですよね。

底なしの不運かと思うほどこっちが出したくても、
上手に出してくれないんですよ。

哀れみさえ覚えます。



まったく予想もしてない台が出たりします。

そりゃ

所詮確率の遊びですから日常茶飯事です。



勝った人は、

まるで自分の実力で出したかのような
「ドヤ顔」
をしていらっしゃるので、

吹き出しそうになります。

そういう方は必ず自分から「負ける為に」また来てくれます。



負けた人は、

出ている台を見て、
「よだれを垂らして」
いますね。

そういう方は必ず自分から「自分もできる」と思ってまた来てくれます。



いやね、

店としては、
誰が勝っても、
誰が負けても一緒なんですよ。

利益が出ればそれでいいです。


ただ、


いつも同じ人が出していると、
「変な噂」になっても困ります。
「店の印象」が悪くなっても困ります。

だからまんべんなく調整します。

それだけです。



あと、

お願いですから、
負けた腹いせに店の備品に八つ当たりはしないでください。

現行犯で弁償してもらいますよ。

あなたが店にこなくなっても店としては何も困りません。

あなたと似たような人がどんどん湧いてくるんですから。



それから、

これからの時期は特に、

朝から並んでくれるお客様にはコーヒーやお茶も配ります。

いきなり脱水で倒れられる方が面倒ですからね。

パチンコ屋ならタダで涼んでいけると思っている方も多いですが、

ほとんどの方がちょっと着席しただけで3千円ほどは負けて帰られます。

超高級喫茶店でもそこまで払いませんよね。
だから無料で単価10円のお茶ぐらいは配らせて下さいね。

さて、

今月も稼がせてもらいますよ!



・・・

あれ?

ちょっと、

売上が落ちてきました。

来客人数も減っている気がします。

ちょっと皆さんどうしたんですか?

ほら、

今日は釘を0.1mmだけ開けてます。

設定も1から2に上げました。

なぜ来てくれないのですか?

あんなに依存していたじゃないですか!

ちょっと!

困ります!

来店してください!

新台も入荷したので売上が必要なんですよ。

元を取らないと売上がたちません。

このままでは、

今いるお客様から搾り取るしかありません!

仕方ありません。

一人の負ける負担を増やさなければ・・・

あれ?

昨日までの常連がこなくなりました。

絞りすぎましたか?

ちょっと!

困ります!

来店してください!

お願いします!

お願いします!

お願いし・・・


今日も財布の金は減らない。

俺の禁パチ人生の展望
まずは「借金問題を解決する」こと。
そして「禁パチ中の暇を埋める」こと。
同時に「仕事の悩みを解決する」こと。
そして「将来に向けたお金の計画」を考える。

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大嶋 信頼
PHP研究所



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